☆相続人調査とはどの様な調査になりますか？
相続手続きを行う際、まずどなたが相続人に該当するのか確定をする必要がございます。この確定は戸籍謄本などを揃えて行うものになります。
父・母が亡くなり相続手続きが必要になった際、『家の相続人は母・父と私と私の兄弟姉妹〇人で間違いないですよね？』と質問される方が多くいらっしゃいます。依頼される方は実際に認識されている家族構成を基に質問をされるパターンが多く見受けられます。
自分自身で認識をしております家族構成で相続手続きを進めることのできるケースが大半になりますが、子どもの配偶者や自分のお孫さんやひ孫さんと養子縁組を結んでいたり、前配偶者との間にお子さまがいたり、配偶者亡き後お子さまに内緒で再婚をされ新しい配偶者がいたりなど、家族構成は見えないところで複雑化しているケースも見受けられます。
また亡くなる順番により相続人に該当するケースと該当しないケースも生じてきます。相続手続きは手続きを進める時点においての相続人全員の同意が必要となりますので、慎重に相続人調査を行う必要がございます。
☆相続人を確定できるまでの戸籍を揃えるのが大変です…。
戸籍謄本などは住所地ではなく本籍地において取得することになります。引っ越しと同時に本籍地も住所地に転籍手続きをしますと住所地にて取得することができますが、転籍は義務ではないため本籍地は実家住所地にしておくケースもございます。
この場合住所地において取得することはできませんので、ご自身の戸籍などの取得をするのにもひと手間掛かってしまいます。
就職・結婚などを期に地方から都心に移動された方が親の相続手続きを進めるために戸籍などを取得するには戸籍謄本などを全て揃えるのにも一苦労です。兄弟姉妹に代わって戸籍などを取得するには兄弟姉妹の委任状が必要になりますので、想定以上に大変な作業となります。面識の無い兄弟姉妹がいらっしゃった場合、相続人ご本人のみで戸籍謄本などを全て揃えるのは大変困難となります。
弊事務所では依頼人に代わりまして戸籍謄本の取得代行を行っております。亡くなった方の本籍地や生年月日を覚えていなくても、依頼人の本籍地や生年月日を確認することにより相続手続きに必要な全ての戸籍謄本などを取得することが可能になります。
戸籍謄本の取得だけですと相続人の本籍地は確認することができるのですが、住所地までは確定することができませんので住民票など住所地まで確定できるものまで収集をいたします。
戸籍謄本などを途中まで揃えることができたのですが、想定以上に大変な思いをしたのでこの先は代わって取得していただきたいとのご要望にも対応できますのでご遠慮なくお申し付けください。
